「そもそものルールが違うんですよ。『野球をやるつもりで沖縄に来たら、ソフトボールをやっていた』みたいなもので。その違いに戸惑うのではなくて、ルールが違うことを理解することが大事です」と伊波氏。その一つが「バターとマーガリン論」だ。
「多くの沖縄の人は、マーガリンのことをバターと呼ぶことがあります。でもこれを本土の人が『これはバターじゃないよ、マーガリンだよ』と指摘すると『なんか面倒くさい人だな』と思われる場合があります」(伊波氏) 沖縄出身である筆者も、個人的に腑に落ちる部分がある。バターという大枠の中に「本当のバター」と「植物性のバター的なもの(マーガリン)」があるという感覚だ。一方で香川出身の妻に尋ねると「バターはバターで、マーガリンはマーガリン。スプライトとジンジャーエールぐらい違う」と言い切る。逆にこちらが「そんなに違うの?」と驚くぐらいだ。この感覚の差を伊波氏は「本土の方は小分類で、沖縄の方は中分類で物事を考えるからです」と解説する。大きく間違えたり外れたりしていなければ、許容するということだ。細かく商品分類を定めたり、言葉の定義に一つ一つこだわったりするのは、あまり沖縄のビジネス風土には馴染まないのかもしれない。
逆に「細かさをあまり求めない」ということが、プラスに働く場合もある。アバウトなまま走り出すことを「まず行動してやりながら軌道修正する」という、海外企業に多いアジャイル型思考と結び付け「今70点なら、30点の伸びしろがあると考えればいい」と伊波氏は提案する。
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