四回、右越えの適時三塁打を放つ阪神・佐藤輝明=甲子園球場(撮影・松永渉平)(セ・リーグ、阪神1−1中日=延長十二回、11回戦、阪神6勝3敗2分、25日、甲子園)阪神はサヨナラのチャンスを生かせず、3時間59分の熱闘で今季5度目のドロー。岡田彰布監督(66)は監督通算700勝に王手をかけてから3戦連続の足踏みとなり、ヤクルトに勝利した首位広島とのゲーム差は「3・5」に広がった。
四回に佐藤輝明内野手(25)が、あともうひと伸びで自身102打席ぶりのアーチかという右越え適時三塁打を放って1カ月半ぶりの打点をマーク。先発した大竹耕太郎投手(28)は1−0の六回に中日・細川成也外野手(25)に同点ソロを浴びたものの、7回を7安打1失点でまとめた。打線は終盤に訪れた再三のチャンスを生かせず、投手陣の踏ん張りに応えられなかった。主な選手のコメントは以下の通り(成績=33勝32敗5分、観衆=4万2623人)。◆延長十回2死二塁で二塁内野安打。ヘッドスライディングも見せた豊田 「繋ぐしかないと思って、何でもいいから繋ごうという気持ちで打席に立ちました」 ◆五回に細川に同点ソロを浴びたものの、先発で7回1失点と奮投した大竹 「1点もったいなかったですけど、別に後悔もない。できれば長打だけは避けたかったので。(細川は)足を上げて飛距離を出すタイプなんで、クイックの方が長打ないかなと思ったら、逆になんかいい感じにタイミング合っちゃった」◆延長十二回に1死満塁のピンチを背負うも、カリステを遊ゴロ併殺に打ち取った漆原 「千葉でも押し出し(でのサヨナラ負けが)ありましたけど、エラーを挟みましたけど、僕がヒットで満塁にしたランナーだった。前回の反省もありますし、逃げてても意味ない。絶対打ち取ると思って投げ込んで、最高の結果になった」
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