ロボットデリバリーサービスに使用されるデリバリーロボットはCartken製で、⾼度なAIモデルやアルゴリズムを活⽤した物体検知技術や⾃律⾛⾏性能、遠隔操作機能を備える。三菱電機による⽇本仕様への適合により、道路交通法に定める遠隔操作型⼩型⾞として最⾼速5.4km/hで歩道等を⾛⾏する。
カメラを通じて取得される映像では、⼈物は個⼈を特定できないようマスク処理を⾏ない、通⾏⼈のプライバシーに配慮された仕組みとなっていて、ロボット内部には断熱性のある約27Lの積載スペースが備わっており、配達中も料理などを適切な温度に保つ。今回の業務提携に関して、Uber Eats Japan代表の中川晋太郎氏は「三菱電機、Cartkenと共にロボットデリバリーサービスの提供に向けた業務提携を発表でき、誠に嬉しく思います。Uber Eatsではすでに⾃転⾞やバイク、軽貨物、徒歩による配達が展開されていますが、今後そこにロボットという全く新しい配達⼿段が加わります。⾃律⾛⾏ロボットは⼀朝⼀⼣に普及するものではありませんが、2024年問題を含めた⼈⼿不⾜が懸念される中で、配送⼿段の選択肢を増やす試みとして、中⻑期的にその重要性を増していくと考えています。ロボットデリバリーを開始することで、Uber...
三菱電機 開発本部 先進応⽤開発センター⻑の⽥中昭⼆氏は「この度、ロボットデリバリーサービス提供に向けた三社での業務提携を発表することができ、⼤変喜ばしく思います。ロボットデリバリーは今後深刻化する物流クライシスへの有効な対策と考えられており、当社はこうした社会課題に対応する為、⾃律⾛⾏ロボットのパートナーであるCartkenと共に事業開発を進めて参りました。今回発表の取り組みが、⽇本におけるロボットデリバリーサービス普及の起爆剤になる事を期待しております。今後は、当社が得意とするビルや⼯場のインフラと連携することで、⾃律⾛⾏ロボットがさまざまな屋内施設へも商品をお届け出来るよう開発を進めております。三菱電機はエンドユーザーさまにより⼀層、便利で先進的な体験をして頂けるよう努めて参ります」と述べている。
Cartken共同創業者&COOのアンジャリ・ジンダル・ナイク氏は「Uber Eats、三菱電機との業務提携を通じて、活気あふれる東京の街でCartkenの⾃動ロボットデリバリー技術が活⽤されることになり、⼤変嬉しく思います。⽇本の消費者の皆さまにとってフードデリバリーがよりアクセスしやすく、サステナブルなものとなるよう、フードデリバリーのさらなる発展に貢献して参ります」とコメントしている