SteamのゲームをLinuxでもプレイ可能にする互換レイヤー「Proton」のこれまでの功績とは?

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PCゲーム販売プラットフォームとして絶大な人気を誇るSteamの運営元であるValveが、Steam上で販売されているPCゲームをより幅広いユーザーに届けるために開発したオープンソースソフトウェアが「Proton」です。ProtonはWindows向けのゲームをLinux上でもプレイできるようにするために開発されたオープンソースの互換性レイヤーで、ソフトウェア開発企業のCodeWeaversと共同開発し、ソースコードはGitHub上で公開されています。そんなProtonはこれまでにWindows向けに開発されたPCゲーム約6000タイトルをLinuxにもたらしたと報じられています。

です。このProtonDBによると、2018年8月にProtonがリリースされて以降、Steam上でリリースされたゲームタイトルおよびそのうちの「プラチナゲームの割合」を示したのが以下のグラフです。なお、プラチナゲームというのは「Protonを用いることで何かしらの修正なしにLinux上ですぐにプレイが可能になるゲーム」を指します。

以下のグラフは横軸が時間軸、縦軸がタイトル数を示しています。Protonが登場してから2020年4月1日までの期間にSteam上でリリースされたゲームタイトルの数は1万1100件、そのうちプラチナゲームの割合は50.4%。 Protonがリリースされたのは2018年8月なので、記事作成時点ではリリースから2年すら経過していませんが、このわずか2年足らずの期間で6500件ものプラチナゲームが登場しています。この数字はLinux向けにゲーム移植を行うどの企業よりも「はるかに多くのゲームをLinux向けに提供している」と海外ゲームメディアのBoiling Steamは指摘。 さらに、ProtonDBによると毎月約100件以上のゲームが「修正等なしでLinux上でプレイ可能」なプラチナゲームに分類できるとのこと。加えて、Protonはリリースから改良され続けているため、ProtonDBがプラチナゲームと評価するゲームの割合も増加し続けており、すでに新しくリリースされるゲームの半分以上がLinux上でプレイできるということになります。

なお、Protonを用いてLinux上でゲームをプレイできるようにするために必要な操作が「ランチャーフラグの追加」や「ディレクトリ内の実行ファイルの名前の変更」といった簡単なものであっても、これらを行わない限りがゲームの実行が不可能という場合は「プラチナゲームと評価することはできない」と定義されています。そのため、実際にProtonを使ってLinux上でプレイできるゲームタイトルの数はさらに多いものと思われており、Protonの功績は数字より素晴らしいものと思われます。

 

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