2023−2024シーズンも佳境となり、EURO2024の開幕が刻一刻と近づいてきた。すでにエントリーメンバーを発表する国も出始めているなか、スペイン代表で大きな注目を集めそうなのが、16歳のラミネ・ヤマルと17歳のパウ・クバルシだ。
ともに今シーズン、バルサの主力に定着するなど大きな飛躍を遂げていて、EURO本大会のメンバー入りが有力視されている。揃ってエントリーとなれば、大きな話題を呼ぶことは間違いないが、懸念材料となっているのが7月〜8月に開催されるパリ五輪。23歳以下のヤマルとクバルシは、本来U-23チームの要として招集されてもおかしくない選手だ。 しかし、「EURO」と「五輪」と聞くと、あるスペイン人選手の“悲劇”が記憶に新しい。ともに前回大会が行なわれた3年前だ。20−21シーズンにバルサで頭角を現わした当時18歳のペドリは、シーズン後に開催されたEUROでも主力として目覚ましい活躍を見せ、準決勝で敗れるまでの全6試合に出場する。さらにEUROから約2週間後には、東京五輪にも出場し、こちらも決勝までの全6試合に出場した。しかし、年間で70試合以上もプレーしたツケは大きく、ペドリはそれ以降怪我がちになってしまい、現在でも負傷離脱を繰り返している。記事では、バルサとRFEF(スペインサッカー連盟)の関係者が交渉を行ない、ヤマルとクバルシがEUROのメンバーに招集された場合、パリ五輪には出場しないことが確実になったと伝えている。なお、バルサからはフェルミン・ロペスとエリク・ガルシア(今シーズンはジローナにレンタル)が、五輪のメンバー候補として有力視されているようだ。
ドイツで開催されるEURO2024で、12年大会以来の優勝を目指すスペイン代表はイタリア、クロアチア、アルバニアと同居するB組に入っている。グループ初戦のクロアチア戦は、現地時間6月15日の18時キックオフ予定だ。【記事】「エンドウは一時しのぎの契約と証明された」遠藤航では物足りないのか。リバプール番記者が6番の補強を力説「彼が長期的な解決策にならないのは分かっていた」
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