2000年代にポーツマスなどで選手として活躍した後、14年にボーンマスのテクニカルディレクターに就任。1年目にクラブ史上初のプレミアリーグ昇格を成し遂げ、その後、この弱小クラブをプレミアに定着させた敏腕ディレクターだ。
その手腕を高く評価するリバプールがSDに招聘すべく動いていて、就任がほぼ確実になっている(その後、6月1日付けでのSD就任が発表された)。リバプールで新監督を選び、競争力を保ちながら世代交代を進めるという難易度の高いミッションにどのように取り組むか、ターゲットの選択や獲得交渉でどんな手腕を見せるかが大きな注目点だ。彼の強みは、エージェントや交渉相手と良好で親密な関係を築くネットワーク力にある。フォーマルでビジネスライクな関係を好む近年のディレクターたちとは異なり、パーソナルな関係構築で優位を作り出そうとするタイプだ。 例えば、ロベルト・デ・ゼルビを高く評価していて、このイタリア人指揮官がブライトンに行く前に一度ならずボーンマスに招聘しようと動いた過去がある。また、非常に親交が深いマイケル・エドワーズ(元リバプールFD)を何らかの形で古巣に呼び戻す可能性が高いと見られている(その後、エドワーズはリバプールのオーナー会社のCEO就任が決まった)。【記事】「エンドウは好成績を残し続ける」「刺激的な契約と証明」遠藤航の貢献に英メディアが賛辞! 新体制でも「重要な役割を果たせる」
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