ラゲッジに搭載されているユニット群はいずれも音にうるさい亀田さんが厳選した選りすぐりのものばかり。パワーアンプに選んだのはブラックスのハイエンドモデルであるマトリックスMX4×2台。フロント2ウェイ+サブウーファーを高品質にドライブする。
DSPにも同じくブラックスのユニットであるブラックスDSPをチョイス。こちらも現時点でのDSPの最高レベルのモデルであるのは誰もが認めるところだろう。同社のパワーアンプであるMX4との組み合わせで最高のパフォーマンスを発揮するユニットでもある。 一方、ラゲッジ後方のスペースにレイアウトされているサブウーファーはディナウディオのエソター2の1200をチョイス。フロントスピーカーを含めてスピーカー群にはディナウディオを用いているのも、このクルマを作る際のコンセプトのひとつだった。同ブランドでスピーカーを揃えることで高音から低音までのサウンドの統一感も抜群の仕上がりとなっている。ハイエンドなユニット群をインストールしたラゲッジは、取り付け面でもレベルの高い仕上がり見せる。ラゲッジ全体を覆っているオーディオボードはブラックのレザーをベースにグレーの人工スエードを使ったトップパネルをデザインしている。ここに各ユニット群をビルトイン取り付けすることで、ユニットを美しく演出する効果を生んでいる。
また各ユニットの回りにはアクリル+LEDを使った間接照明を施している。電球色の落ち着いたカラーリングの照射光を使うことで、ユニットを優しい光で照らしだしているのも独特。落ち着いた演出による上質なイメージを引き出すのが狙いだ。 さらに、純正ラゲッジとの統一感も素晴らしい仕上がり。純正内装とのつなぎ目を一切感じさせないシームレスなつながりを実現し、RXのハイクオリティな内装に違和感なく溶け込ませているのも見どころ。カバーしてしまえば通常のラゲッジとして使える実用性さえ兼ね備えているのだ。デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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