NY商品、原油が反発 米在庫統計控え持ち高調整の買い 金は続落

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【NQNニューヨーク=戸部実華】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.41ドル(0.5%)高の1バレル89.23ドルで取引を終えた。週間の米石油在庫統計の発表を控え、持ち高調整の買いが優勢になった。米石油協会(API)は3日夕、米エネルギー情報局(EIA)は4日

【NQNニューヨーク=戸部実華】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.41ドル(0.5%)高の1バレル89.23ドルで取引を終えた。週間の米石油在庫統計の発表を控え、持ち高調整の買いが優勢になった。

米石油協会(API)は3日夕、米エネルギー情報局(EIA)は4日にそれぞれ週間の石油在庫統計を発表する。市場では「前週に続いて(WTI原油の受け渡しが行われる)オクラホマ州クッシングの在庫の減少が予想されており、足元の需給逼迫を見込んだ買いが入った」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声が聞かれた。もっとも、上値は重かった。米長期金利が連日でおよそ16年ぶりの高水準を付け、高金利が米景気減速につながるとの懸念がくすぶった。米株式相場が下落し、株式と同様にリスク資産とされる原油先物に売りが波及した面もあった。 ニューヨーク金先物相場は7日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比5.7ドル(0.3%)安の1トロイオンス1841.5ドルで取引を終えた。アジア市場の取引時間帯に1830.9ドルと中心限月としては3月以来の安値を付けた。米長期金利の上昇を受け、金利のつかない資産である金の先物の投資妙味が薄れるとみた売りが優勢だった。

 

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