【NQNニューヨーク=張間正義】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸して始まった。午前9時35分時点は前日比168ドル73セント高の3万4190ドル18セントで推移している。上げ幅は一時200ドルを超えた。米長期金利の低下を受け、前日に引き続き高PER（株価収益率）銘柄が多いハイテク株に押し目買いが入っている。
米商務省が朝方に発表した4月の小売売上高は過去最高だった3月をわずかに上回った。伸び率では前月比横ばいと急増した3月（10.7%増）の反動で落ち込み、市場予想（0.8%増程度）も下回った。発表後に長期金利が低下したのを受け、ハイテク株が買い直された。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフト、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが上昇している。 経済活動の正常化期待から景気敏感株にも買いが入っている。米疾病対策センター（CDC）は13日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は、屋内・屋外ともにマスクをつけなくてもよいと定めた指針を発表した。バイデン米政権が掲げる7月の正常化に向けた動きが強まっているとの見方から、空運のアメリカン航空グループやクルーズ船のカーニバルが買われている。
上がってもらわな困るわな。
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