顧客情報管理のセールスフォースは一時6%上昇した。30日夕に発表した2023年5〜7月期決算は主要項目が市場予想を上回り、同時に示した24年1月期通期の見通しを上方修正し、好感した買いが集まった。投資家心理の改善につながり、ダウ平均の上げ幅は180ドルに迫る場面があった。
31日発表の7月の米個人消費支出(PCE)物価指数はエネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.2%上昇した。ダウ・ジョーンズ通信が集計した市場予想と一致した。同日にはアトランタ連銀のボスティック総裁が講演の草稿を公表し、FRBの金融政策は2%の物価目標に向かうのに「すでに十分に引き締め的だと考えている」と指摘した。FRBが長期にわたって金融引き締めを続けるとの観測が後退し、株買いを誘った。
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