【NQNニューヨーク=横内理恵】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比53ドル79セント(0.2%)高の3万4987ドル02セントで終えた。好材料が出たり、市場予想を上回る決算を発表したりした一部の銘柄が買われ、ダウ平均を押し上げた。足元で上昇が目立っていた主要ハイテク株は利益確定売りで下げ、相場の重荷となった。
機械のハネウェル・インターナショナルの上げが目立った。14日夕に21日から米株価指数「ナスダック100」へ組み入れが明らかになり、指数連動型投信からの買いが期待された。15日朝に発表した2021年4~6月期決算で1株利益などが市場予想を上回った医療保険のユナイテッドヘルス・グループも買われた。2銘柄でダウ平均を70ドル程度押し上げた。 ただ、ダウ平均は過去最高値近辺とあって上値は重く、下げる場面もあった。前日まで長期金利低下や業績期待を背景に買われてきたハイテク株が利益確定売りに押された。前日に上場来高値を更新したスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが反落。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも売られた。原油安を受け、シェブロンなど石油株も総じて安い。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比101.819ポイント(0.7%)安の1万4543.133で終えた。今週に上場来高値を付けたネット通販のアマゾン・ドット・コムやネット検索のアルファベットが売りに押された。
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