【NQNニューヨーク=戸部実華】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比266ドル19セント安の3万5490ドル69セント（速報値）で終えた。26日夕に発表した業績予想が嫌気されたクレジットカードのビザが大幅安となり、ダウ平均を押し下げた。米債券市場で長短金利差が縮小し、利ざや悪化懸念から金融株が売られた。景気敏感株は総じて利益確定売りに押された。
ビザは7%安で終え、1銘柄でダウ平均を100ドルあまり押し下げた。2021年7～9月期決算は市場予想を上回ったが、海外旅行に伴うカード利用の回復が遅れ、業績予想が物足りないと受け止められた。米長期金利が一時1.51%まで低下し、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった金融株も下げた。ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新しており、利益を確定する売りが景気敏感株を中心に出た。 一方、好決算を発表した銘柄には買いが入り、相場を下支えした。26日夕に発表した四半期決算や業績見通しが市場予想を上回ったソフトウエアのマイクロソフトへの買いが目立った。27日に市場予想を上回る決算を発表した飲料のコカ・コーラと外食のマクドナルドも高い。
やはりカタカナ表記のVISAは企業名ぽくないな
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