【ニューヨーク=白岩ひおな】7年ぶりとなる核拡散防止条約(NPT)の再検討会議が8月1日、米ニューヨークの国連本部で開幕する。米ロなど核保有5カ国を含む枠組みを点検し、核軍縮や核不拡散の目標や行動計画を盛り込む最終文書の採択をめざす。ウクライナに侵攻するロシアが核使用の脅しに出るなか、議論の難航も予想される。NPTは冷戦下の1970年に発効し、191カ国・地域が参加している。米国、ロシア、英国、フランス、中国の5カ国に核兵器の保有を認める一方で核軍縮をめぐる誠実な交渉を義務付け、他の締約国には核兵器の開発や取得を禁じる。1~4日には各国の首脳や外相らが演説する。最終文書の採択に向け、8月26日までの会期中に①核軍縮②核不拡散③原子力の平和利用――の3テーマを議論する。核保有国や米国の「核の傘」に頼る日本などは参加しておらず、日本は核保有国を含むNPTを重視する。同条約を主導したオーストリアやメキシコなどは核軍縮の具体的な進展へ圧力をかける。ウクライナ侵攻は安全保障環境をめぐる緊張を高めた。ロシアは次世代の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行うなど核の脅しを続けている。
【ニューヨーク=白岩ひおな】7年ぶりとなる核拡散防止条約(NPT)の再検討会議が8月1日、米ニューヨークの国連本部で開幕する。米ロなど核保有5カ国を含む枠組みを点検し、核軍縮や核不拡散の目標や行動計画を盛り込む最終文書の採択をめざす。ウクライナに侵攻するロシアが核使用の脅しに出るなか、議論の難航も予想される。NPTは冷戦下の1970年に発効し、191カ国・地域が参加している。米国、ロシア、英国、フランス、中国の5カ国に核兵器の保有を認める一方で核軍縮をめぐる誠実な交渉を義務付け、他の締約国には核兵器の開発や取得を禁じる。1~4日には各国の首脳や外相らが演説する。最終文書の採択に向け、8月26日までの会期中に①核軍縮②核不拡散③原子力の平和利用――の3テーマを議論する。核保有国や米国の「核の傘」に頼る日本などは参加しておらず、日本は核保有国を含むNPTを重視する。同条約を主導したオーストリアやメキシコなどは核軍縮の具体的な進展へ圧力をかける。ウクライナ侵攻は安全保障環境をめぐる緊張を高めた。ロシアは次世代の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行うなど核の脅しを続けている。
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ソース: kyodo_official - 🏆 129. / 51 続きを読む »