ENEOSとの共同開発で生み出された「自己潤滑ゴム」は、低摩耗を実現し、環境負荷を低減するという新ゴム材料。潤滑油の低粘度化、モーターの高速化などによって貧潤滑環境が進み、今後もさらに厳しい環境になることを想定して「シール製品の潤滑性向上による低摩耗化」をテーマに2019年から両社による共同開発が行なわれてきた。
自己潤滑ゴムをオイルシールなどに使った場合、従来製品同等の密封機能を発揮しながら摩擦を平均で約30~40%低減。BEVや電動アクスルなどの電費を向上させるほか、摺動発熱も抑えられて劣化しにくいことから製品の長寿命化も期待できるという。 技術的にはゴム材料の配合を工夫することにより、分子スケールで海面を制御。少ない潤滑油を効率よく活用して摩擦を低減するという。ブースでの展示では、摩擦試験の「ピンオンプレート試験(往復運動)」を模した展示品が用意され、潤滑油を薄く伸ばした2枚の鉄板の上に従来ゴムと自己潤滑ゴムを、鉄板に半球状に押し付けながらスライドできるようそれぞれ固定。実際に手で動かして、摩擦抵抗の違いを体感できるようにしている。従来ゴム(左)と自己潤滑ゴム(右)の摩擦抵抗を自分の手で動かして体感できる。従来ゴムは、とくに動き出しの瞬間に固定されているのではないかと感じるほど強い力で動かす必要がある一方、自己潤滑ゴムは比較すると軽い力でスライドさせることができた貧潤滑環境における摩擦試験(回転)の結果。従来ゴムは無潤滑と同じような見た目だが、自己潤滑ゴムは貧潤滑環境でも油膜が保持されて灰色になっているBEVなどの電動車は発熱が大きく、冷却などの経路が入り乱れることになることで、生産工程でパイプ同士を並行に並べて接続することが難しいケースが増えてきているという。この問題に対応するため、NOKでは配管同士の偏心追従性に特化
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: car_watch - 🏆 102. / 51 続きを読む »
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: Pre_Online - 🏆 48. / 63 続きを読む »
ソース: PRTIMES_JP - 🏆 114. / 51 続きを読む »