米メタの最新の仮想現実(VR)ゴーグル「Meta Quest Pro」を分解調査した。民生機器では最高水準の没入感を実現する、内部の仕組みを3Dで見てみよう。使用部品を分析したところ、半導体や記憶装置、通信といった情報処理の中核を担う部品は米国製が中心だった。先端技術を巡る米中の対立が深まるなか、半導体は地政学リスクを回避しつつ、ディスプレーや基板はコストが低い中国製を使う調達戦略が浮き彫りとなった。分解調査は、電子機器の調査を手掛けるフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ(東京・千代田)の協力を得て行った。フォーマルハウトの推定によると、メタクエストプロの部品価格を積み上げた原価は約440ドルになった。旧モデルのクエスト2の約2.
4倍だった。組み立てにかかる費用は含まれていないが、フォーマルハウトによると組み立ては台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)の可能性が高いという。フォーマルハウトの柏尾南壮ディレクターは「中国製品が採用されているのはディスプレーや筐体などで、メイン半導体などの重要部品は米国を中心に採用している」と指摘する。「中国製であれば米国の3割のコストで調達できるものもある」半導体はほとんどが米国メーカーだった。データを保存したり、データを処理したりする役割を担うものは中国製品を避けている可能性がある。一方、ディスプレーは中国メーカーで、高度な技術を要するアンテナを埋め込んだ筐体も中国製だった。フォーマルハウトの柏尾氏は「情報を表示するだけであれば中国企業でも問題ないと判断したのだろう」と推測する。ディスプレーの量子ドットをはじめとして中国企業は価格競争力だけでなく技術力も高くなり、もはや良い製品を作るためには中国企業を無視できなくなりつつある。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: gigazine - 🏆 80. / 51 続きを読む »
第4世代iPhone SEは2024年発売、iPhone XRと似た外観に | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)アップルのiPhone ProとiPhone Pro Maxシリーズは、先進的な機能で高い評価を獲得しており、小型端末のiPhone SEは…… → 第4世代iPhone SEは2024年発売、iPhone XRと似た外観に #ForbesJAPAN
ソース: forbesjapan - 🏆 120. / 51 続きを読む »
ソース: Infoseeknews - 🏆 10. / 68 続きを読む »
ソース: weeklyascii - 🏆 94. / 51 続きを読む »
ソース: asciijpeditors - 🏆 98. / 51 続きを読む »