KasperskyのDigital Footprint Intelligence部門がこのたび、闇市場で取引されている情報窃取型マルウェア(インフォスティーラー)のログファイルを収集し分析した結果、2023年に情報窃取型マルウェアに感染したデバイスは約977万台に上ることが明らかになりました※1。サイバー犯罪者により窃取されるログイン情報は、感染したデバイス1台につき平均で50.9件となり、情報窃取型マルウェアによる脅威は個人と企業の両方で拡大しています。漏えいしたアカウントのドメインは「.com」が最多で約3億2,590万件、ブラジル「.br」(2,880万件)、インド「.in」(820万件)、コロンビア「.co」(600万件)、ベトナム「.vn」(550万件)と続きます。日本に関連するドメイン「.
これらの認証情報には、SNSやオンラインバンキングサービス、暗号通貨(クリプト)ウォレット、メールや社内システムなどの企業のオンラインサービスを利用するためのログイン情報が含まれている可能性があります。当社のデータでは、過去5年間で認証情報の漏えいが発生したウェブサイトは世界全体で44万3,000件に及んでいます。 2023年に情報窃取型マルウェアによって漏えいしたアカウントの件数を汎用トップレベルドメイン別で見ると、最も多かったのは「.com」でした。このドメインを持つウェブサイトから3億2,590万件近くのログインおよびパスワード情報が漏えいしています。2番目はブラジルの「.br」で2,880万件、インドの「.in」の820万件、コロンビアの「.co」の600万件、ベトナムの「.vn」の550万件と続きます。日本に関連する「.
■ このような情報窃取型マルウェアから身を守るためには、個人の方はあらゆるデバイスに対応する包括的なセキュリティソリューションを使用することを推奨します。感染防止のみならず、感染の初期経路となる疑わしいウェブサイトやフィッシングメールなどをアラートで知らせ防御します。企業ではアカウントの侵害を特定するためにダークウェブ上のプロアクティブな監視が有効です。漏えいの有無をプロアクティブに監視し、例えばパスワードが漏えいした場合には、それを変更するよう速やかにユーザーに伝えることができます。
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