公式戦ここ10試合の成績が7勝3分け……チャビ監督が「私たちは今季最高の時期を過ごしている」と語るなど、バルセロナは同指揮官の退任発表後に一気に調子を上げている。首位レアル・マドリーには勝ち点8差をつけられてる状況だが、現在の勢いを維持したまま21日に行われる第32節、アウェーでのクラシコにたどり着きたいところだ。
ガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング、クリステンセンを負傷で欠くチャビ監督は、GKテア・シュテーゲン、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、カンセロ、MFフェルミン、ギュンドアン、セルジ・ロベルト、FWラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャをスタメンで起用している(なおチャビ監督はベンチ入り禁止となっているため、テクニカルエリアから指揮するのは兄のオスカル・エルナンデス監督)。元バルセロナの選手で、元バルセロナB指揮官でもあるラス・パルマスのピミエンタ監督は、この試合でも後方からボールをつなぐことにこだわる。が、バルセロナが効果的なハイプレスでボールを奪い、次々とチャンスを生み出していった。
モンジュイックはバルセロナが立て続けにチャンスを生み出したことで歓声を上げ続けたものの、しかし、そのすべてが空回りに終わる。とりわけ、19分のゴール取り消しの落胆は大きかった。フェルミンのスルーパスからDFラインを突破したレヴァンドフスキが相手DFと競り合い、こぼれたボールを拾ったハフィーニャがシュートを決める。が、フェルミンがパスを出した時点でハフィーニャは明らかなオフサイドポジションで、競り合ったレヴァンドフスキがボールに一度も触れていなかったためにゴールとは認められなかった。
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