（HIS）は4日、ゴールデンウイーク（GW、4月26日〜5月6日）中の海外旅行の予約者数が前年に比べ23%増えたと発表した。新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に移行してから初めてのGWとなり、国際線定期便の運行再開などが後押しした。3月25日までのツアーや航空券などの予約を集計した。旅行先としては昨年に続き韓国・ソウルが最も多く、台湾・台北、米ハワイ・ホノルルが続いた。特に韓国・済州島は前年比で15倍、香港が4.5倍に伸びた。
海外旅行の1人当たりの平均単価は前年比1.5%減の20万4900円だった。新型コロナが5類に移行して以降、日本発着の国際線の座席数が増えたほか、地方空港でも国際線定期便が運航再開したことが、航空運賃の低下につながったと分析する。一方、燃油特別付加運賃（燃油サーチャージ）の高騰で2018年比では約5割高くなった。 海外旅行の平均旅行日数は6日間と前年（7日間）より1日短くなった。出発日で最も多かったのは4連休の初日となる5月3日、2位は3連休初日の4月27日だった。今年のGWは27日からの3連休と5月3日からの4連休の間に平日3日間を挟んでいて、例年に比べると遠出がしにくい日並びになっている。
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