HICAS、CVCC、GDIエンジン……一世を風靡した”ハイテク”技術はどこいった? - 自動車情報誌「ベストカー」

  • 📰 bestcarmagazine
  • ⏱ Reading Time:
  • 25 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 13%
  • Publisher: 63%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

かつては日本の自動車メーカーが世界を驚かせる技術を続々と世に送り出していた。ただし、一世を風靡した技術だからといって、それが後世まで語り継がれるものとなっているわけではない。今回は、そんないつの間にか姿を消してしまった自動車技術を振り返ってみたい。

詳細な説明は省略するが、前輪の向きを変えることでタイヤと路面の摩擦によってコーナリングフォースと呼ばれる力が発生する。これでクルマは旋回できるのだが、このとき操舵されている前輪と、まっすぐ行きたい後輪でコーナリングフォースの発生に時間差が生じるとクルマの動きは不安定になる。日産が1985年に発売したR31型スカイラインにはこの4WSが搭載されることになり、そのシステムはHICAS(ハイキャス・High Capacity Actively Controlled Suspension)と命名された。HICASはその後もHICAS-II、SUPER HICAS、電動SUPER HICASと進化し、R33型スカイラインGT-Rにも搭載されたが、2000年代に入るとHICASを装備する車種も少なくなる。これは車体&サスペンション設計やブレーキなどの進化により、複雑で高価になりがちな電子制御に頼らなくても操縦安定性が得られるようになったため。メルセデス AMG GT S/Cやルノー...

金属製スプリングの難点のひとつに、車重によって縮み量が変化してしまうということがある。つまり乗車人数が多かったり、荷物が重すぎたりすると、それによって車高が一気に下がってしまい、乗り心地などに影響が出る。 これを解決してくれるのがエアサスだ。空気圧によって車高を保つエアサスでは、荷重が加わったときに圧力を高めることにより、理想的な車高をキープできる。そしてそれを電子的に制御すれば、走行中の荷重変化に対してもアクティブな対応が可能になり、本来はオイル入りのショックアブソーバーが担当する減衰も空気の力で行える。 このようにメリットの多い電子制御式のエアサスペンションを日本で最初に採用したのが1984年登場のスバル レオーネだった。そしてその後を追うように国内他メーカーからも電子制御エアサスを装備したモデルが登場した。

自動車サスペンションの未来を担う技術として一時はもてはやされた電子制御エアサスだが、機構が複雑なためコスト高を招き、頻繁なメンテナンスも要求された。こうした理由から徐々に衰退してしまい、スバルも2000年代には採用をやめることになる。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 55. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

日本が世界に誇る至宝!! マツダロードスターの33年を開発前夜から振り返る - 自動車情報誌「ベストカー」『ユーノスロードスター』の名で1989年9月に誕生したマツダロードスター。世界に誇る至宝ともいうべきこのスポーツカーの歴史を、誕生前の開発前夜から振り返った! 日本が世界に誇る名車だと思う❗️ (´ω`)最初のやつ、低いギヤに入れにくかったよね🎶
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »

片桐夏向の最大のライバルとなるか!!? 正確無比のサイボーグ 『MFゴースト』を彩る人物列伝09 ミハイル・ベッケンバウアー 編 - 自動車情報誌「ベストカー」伝説のクルママンガ『頭文字D』の意思を現代に受け継ぐ新世代のクルママンガ、『MFゴースト』。2017年の連載開始時から圧倒的な読者人気を獲得しており、最新刊である14巻発売時点で、単行本累計発行部数350万部を突破。さらに2023年にはT…
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »

やっぱり高齢者ほど踏み間違えやすい!!? ITARDAの最新データから見る踏み間違い死亡事故の現状 - 自動車情報誌「ベストカー」ITARDA(公益財団法人 交通事故総合分析センター)が「ペダル踏み間違いによる事故 ~事故統計分析から多重衝突の実相に迫る~」というデータを発表した。このデータを参考に、高齢者の踏み間違い事故の増加理由と要因について考察していく。 プリウスのシフトレバー あれ間違いやすい
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »

3000万円まで高騰「転売しません」の誓約書はもはや効力なし? 業者オークションには6台のランクル300が出品 - 自動車情報誌「ベストカー」「納期4年待ち」が話題となったランドクルーザー300。多くのユーザーがこの長ーい納期を首を長くして待っているなか、業者オークションにランクル300が… 転売防止対策はどうなったの? ランクル300の転売実情を調査! ランドクルーザー ランクル トヨタ 「誓約書」を何だと思っているのだろう(憤) 売る方も買う方もアホ。 ロシアの予約組への輸出ができなくなって、納期が1/8くらいに短縮したって話をしてる人いたけど、あれはガセ?
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »

30年前と令和4年では買える新車が違い過ぎる!? 新車が150万~450万円前後で買える国産スポーツとは - 自動車情報誌「ベストカー」30年前の「平成4年5月」と、現在の「令和4年5月」それぞれの価格帯でどのような国産スポーツモデルを選ぶことができたのか?150万円を起点に上は450万円まで。50万円刻みで検証してみた。その結果とは? スイフトスポーツ、GR86の最高出力がよく分からないことになってますので修正お願いします。 新車価格は内税か外税で揃えないと。 ※R32 GT-Rの3%税込み価格は464.53万円 貨幣価値や購買力の変化をまるで無視してて無意味な記事。昔の200万円が今の200万円と等価だとでも? 「初代Zは93万円で買えた!今のZは500万円超え!高すぎ!」って煽ってるのと同じ
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »

【車名当てクイズ】この名車、珍車、ご存じですか? 第166回 - 自動車情報誌「ベストカー」【クイズ】さまざまな思い出が詰まった珍車・名車を振り返る本企画。こちらのクルマ、覚えていますか? サニー ベレットですか? 510ブルーバードじゃないかなぁ❓
ソース: bestcarmagazine - 🏆 55. / 63 続きを読む »