これをクリックすると、ふたつの選択肢が示される。「利用解除」と「削除」だ。標準では利用解除を選ぶことになるので、そのまま進んで「アカウントの利用解除へ移動」をクリックする。ここでパスワードの再入力を求められるので、入力するとページのロックが解除され、利用解除の理由を選択するよう求められる。
そこではFacebookからのメール(友達からグループに参加するよう招待された──といった通知で、休眠中の“ゾンビアカウント”にも届く)の停止や、「Messenger」の利用継続も選択できる。これらをすべて選択して「アカウントの利用停止」の青いボタンをクリックしたら、それで終わりだ。それに先ほども説明したように、Facebookはあなたのすべてのデータをいつまでも保持し続ける。アカウントを再開するには、そのアカウントにログインするだけで済む。これではまるで「ニューヨークからの脱出」という壮大な評論を書きながら、ニューヨーク中心部のアストリア地区にある小さなワンベッドルームのアパートメントに法外な家賃を払い続けるようなものだ。2000年代後半にFacebookをフォトアルバム代わりに使っていたかもしれないし、とっておきたいメッセージがあるかもしれない。あるいは、かつて一度だけ素晴らしい投稿をしたことがあるかもしれない。もしあるなら、それはどんな投稿だったか改めて見てみたいものである。
重要な点は、Facebookのデータにはアカウントを完全に削除する前に保存したり、あるいはほかのサーヴィスに移動したりするだけの価値があるかもしれない、ということだ。そのための作業は難しくないが、少し手間がかかる。データを移動させたい先がオンラインストレージなら、「あなたのFacebook情報のコピーの転送」で9つある転送先から選ぶ。転送先としてはDropbox、Google フォト、Backblaze、Bloggerなどが用意されている。 転送先を選んだら、転送するデータの種類と量を選べる。例えば、写真なら日付の範囲を設定したり、特定のアルバムを選んだりできる。これらの設定が終わったら転送先のサーヴィスに接続し、データを移動できる。写真と投稿とで転送先を別の場所にしたい場合は、転送先の数だけ手順を繰り返す。
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