大量の画材・紙・筆が置かれた作業台で紙の上で筆を走らせているのが天野さん。「白い紙があると、どうこれを汚すかというかね。色をつけたり形を作ったり……なんだろうな。あまりこう苦痛ではなくて、むしろ楽しい作業ですね。だからこれは仕事でもそうですし、落書きとかでも楽しいし。それを見て人が喜んでくれるっていうのはプラスアルファというかね。それは描いててやりがいがあるというか、子どもの頃からそうなんだけど、あまり変わらないですよね」と、「絵を描く」という自分の仕事であり趣味でもある行為について語る天野さん。「僕が14歳の時に幼なじみが東京の方に引っ越しまして、そこへ遊びに行ったんですね。近くにタツノコプロというアニメーションの会社がありまして、その時に絵を描いて持ってったんです。そしたら採用の通知が来てしまいまして」と、自身がアニメーターとなった経緯を語る天野さん。
さらに、「プロダクションに入って、まずアニメーターというか絵を動かす方をやって。タツノコというのは実はオリジナルのアニメーションを作っているところでして、なので、20代後半までアニメーションのキャラクターをやっていました。アニメーターの人が僕の絵を見て、それがTVに流れたりとかして。それじゃあ自分の絵をちゃんと見て欲しいと思って、イラストレーションというかちゃんと絵を描くようになりました」と、アニメーターからイラストレーターに転向することを決めた際の心境を説明しています。 天野さんの描く独特の幻想的なイラストについては、「日本人なんですけど、西洋のファンタジーとかがすごく好きで、騎士とかそういうものを描きたいと思って。小説のイラストレーションを始めて、その時に現実にない世界を描くっていうことで、絵を描いていて、気持ちが良いというんですかね」とコメント。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。