ECB、緩和継続を決定 物価上昇で年後半の縮小論も(写真=ロイター)

  • 📰 nikkei
  • ⏱ Reading Time:
  • 20 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 11%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

ECB、緩和継続を決定 物価上昇で年後半の縮小論も

【ベルリン=石川潤】欧州中央銀行(ECB)は22日開いた理事会で、異例の金融緩和政策の継続を決めた。新型コロナウイルスの感染の第3波が広がり、先行きの不透明感が根強いためだ。ただ、物価が年内に2%程度まで上昇するとの見方が広がるなか、緩和縮小を求める声も上がり始めている。

足元では新型コロナの感染が再び拡大し、独仏などは厳しい行動制限を強いられている。出口の見えないロックダウン(都市封鎖)で、1~3月のユーロ圏の経済成長率は2期連続のマイナスとなった可能性が高い。声明文では「あらゆる手段を用いる準備はできている」との姿勢を改めて示した。消費者物価上昇率はエネルギー価格の上昇などで前年比1%を超え、ドイツの付加価値減税終了の影響が強まる年後半には2%に達するとみられる。最大の経済大国であるドイツでは、年末の物価上昇率が3%を超える見込みだ。 ただ、物価上昇がECBの見立て通り、一時的なものに終わるかは見通しにくい。英米と比べて低いと言われてきた欧州のワクチン接種率も約2割にまで高まってきた。ワクチン普及で感染が下火になれば、米中の高成長の恩恵を受ける製造業だけでなく、雇用などへの影響が大きいサービス業にも回復が一気に広がる。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 135. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。