気候変動対策の国連の会議「COP27」は、気候変動によって引き起こされた「損失と損害」に特化した資金支援などをめぐって途上国側と先進国側との間で隔たりは埋まらず、引き続き交渉が難航していて、会議が最終日を迎えるなか、各国が合意できるかが焦点です。今回のCOPでは、気候変動によって引き起こされた「損失と損害」への資金支援が大きなテーマの一つとなっていて、特化した基金の創設を求める途上国側と慎重な先進国側の間で意見の隔たりは埋まらず対立が続いています。
こうした中、国連のグテーレス事務総長は記者会見で「私たちの交渉はいま危機的状況にある。会議の残された時間が24時間しかないなか、多くの重要な課題について各国は分断している」と述べ、交渉が難航している現状を明らかにしました。 そして、世界の気温の上昇を1.5度までに抑えるためには、各国が排出量の削減を加速させる必要があるとしたうえで「各国の姿勢がCOPで見える形で示される必要がある。『損失と損害』の資金支援についての話し合いはもう十分で、必要なのは行動だ」として、気候変動対策は待ったなしの状況で団結して取り組むよう訴えました。
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