「大人も学び続けろ」プレッシャーがしんどい。10冊の本で考える、子どものように学びを楽しむ5つの方法

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最近、耳タコのように「大人も学び続けなければならない」というフレーズを耳にしませんか。勉強は時につらく、苦しいもの。ですが、子どもは楽しみながら世界に触れています。子どものように大人も学ぶには、いくつかのコツがあります。

1. 「センス・オブ・ワンダー」で、初めて見るように世界を見る「あっ」「面白い」「何これ?」と目を止めて、立ち止まる。この「あっ」と思う感性を、アメリカの生物学者レイチェル・カーソンは「センス・オブ・ワンダー」と名付けた。「神秘さや不思議さに目を見はる感性」のことだ。

例えば、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』。主人公の「まい」は中学生だ。学校に行けなくなった「まい」が、おばあちゃんの家に身を寄せて、ひとときを過ごす。自然や暮らしの中で何気ない喜びを発見していく「まい」を見守っていると、つられて世界が賑やかに見えてくる。 そうは言っても、知識を忘れるというのも簡単じゃない。そこで試してみたいのが、「見立てる」という方法だ。「見立て」とは、和歌・俳諧などで、ある物を別のものと仮にみなして表現する手法のこと。なぞらえる、ともいう。ママ ここに カンガルーがいるよ(豊田畝久/埼玉・3歳) 気になることがあって、ちょっと知っている。でもまだまだ知らないことがたくさんある。自分の中の情報の空白に気づくと、「なぜ? 」や「もっと知りたい!」が駆動する。このエンジンを動かし続けられれば、センス・オブ・ワンダーが何かに結実する。大人になっても質問し続けた人物の代表格が、レオナルド・ダ・ヴィンチだ。

 

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