記事によると、深圳市に住むこの父親は、新学期に向け、小学3年生の息子に出された数学の宿題を毎夜のように手伝っていた。何度も同じ説明を繰り返すうちに、自身の胸に痛みを感じることがあったという。ある日曜日、父親は突然激しく胸が痛み、意識を失ってその場に倒れ込んだ。
翌日、病院を訪れた父親は、院内で痙攣を起こし口から泡を吹いて再び失神した。心筋梗塞だった。心臓の筋肉に血液を送り込む冠動脈がほぼ完全に塞がっていた。倒れた場所は病院だったため、そのまま手術室に担ぎ込まれ、一命を取り留めた。幼い息子は平手打ちから逃れようとして椅子から転げ落ち、画角からフレームアウトする。母親はなおも家具を殴りつけ、扇風機を倒し、ついには自分の顔を叩き始めた。 この母親は、「彼の宿題が長引いていて、とても腹が立って息子を蹴ろうとしましたが、結局壁を蹴ってしまい足の小指を骨折しました」と語った。その後、母親は息子を放課後の個別指導クラスに入会させることにしたという。こうした現状を受け、中国教育部(日本の文科省に相当)は2021年から、9年間の義務教育期間中の宿題と課外授業を削減する「二重軽減策」を始めた。2021年7月から塾の新規開設を禁止したほか、家庭教師についても夏休み期間の教育活動を禁じた。
母親は1月初めから、中国版TikTokの「ドウイン」にライブ配信を投稿。効果は「驚くべきもの」だったという。人々に見られている意識から集中力が持続し、息子はいつもの2〜3倍の速さで問題を解き終えた。900人以上がリアルタイムで視聴し、息子は一度も休憩することなく宿題を終えた。ドウインでは子供の姿の配信が許可されていないため、手元だけを配信したという。宿題をする子供のライブ配信についても、追い詰められた親のなりふり構わない行動と捉えられよう。宿題を未提出に終わらせるわけにはいかず、膨大な課題に付きっきりで解法を指導しなければならない。家事や仕事との両立は至難の業だ。しかし、集中力を引き出せるとはいえ、子供が学習する姿をネット越しに親たちが監視し合う社会は、どこか歪んだ禍々しさを帯びる。
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