イリイン氏を含む共産党高官の執務室は、3つの部屋から構成されている。まず事務室があり、補佐官や秘書、タイピスト、電話交換手ら数人が勤務している。扉を開けて次の部屋に入ると、20人くらいで会議ができる大きな長テーブルがある。それとソファセット、さらに部屋の隅に大きな執務机がある。
執務机の左側には脇机があり、電話機が10台くらい並んでいる。クレムリンと直接つながる特別回線1、共産党中央委員や閣僚、国会議員ら党・政府・議会関係者とつながる特別回線2がある。さらに軍やKGB(ソ連国家保安委員会)との専用回線、市外通話が可能な電話、市内電話、内線などだ。電話機の数を見るとその人物がどれくらいの地位にあるかがわかる。その横にソ連国旗が掲げられている。要人は通常、この部屋で仕事をする。
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