「ケラマブルー」とも称される七色に変化する海に、緑豊かな山々。国立公園の慶良間諸島渡嘉敷村に、国立沖縄青少年交流の家がある。沖縄が日本に復帰した１９７２年５月１５日に「国立沖縄青年の家」として設置され、ことしで５０年を迎えた。新型コロナウイルス流行前の２０１９年には県内外から約５万人が利用。自然体験や平和学習の場として活用されてきた同所を、創設当初を知る元村長の座間味昌茂さん（８１）は「島の人にとって空気みたいなもの」という。村の発展と密接に関わってきた５０年だった。（南部報道部・我喜屋あかね）
同所は旧米軍ホークミサイル基地の跡地にある。１９６２年に基地が完成し６９年に閉鎖されるまで、約２５０人の米兵が駐留し、閉鎖後も米軍の管理下に置かれた。その場所に、沖縄返還を担当していた山中貞則総務長官（当時）が青年の家設置を決めた。
「平和を学ぶ」って現実をちゃんと見て学ぶ事だと思うのよね。
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