SESは29日の発表資料で、「インテルサットと統合の可能性を巡り協議している」と説明。ブルームバーグ・ニュースはこの日、両社が統合に向け協議中だと報じていた。SESの取締役会は株主利益を最大化するための行動に引き続き「全力で取り組む」と表明。統合が実現する確証はないとも述べた。
事情に詳しい複数の関係者によればSESとインテルサットの協議は進展しており、早ければ向こう数週間に合意することを目指している。統合後の企業価値は債務を含めて100億ドル(約1兆3240億円)超と評価される可能性があるという。関係者らは、情報が非公開だとして匿名を条件に語った。 衛星通信業界は新たな競争に直面している。マスク氏のほかにも、同じく資産家のジェフ・ベゾス氏は低軌道(LEO)に多くの人工衛星を打ち上げて世界全体をカバーする高速通信網を構築する計画を進めている。そうした動きを受けて、従来の衛星通信業界では合併など再編の動きが広がっている。
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