(PIMCO)は豊富な資金を活用し、生活費やインフレの高騰、金利上昇を理由に売られた格安の資産を買い込んでいる。
詳細な情報が非公表だとして匿名を条件に語った関係者によると、PIMCOは信用力の低い消費者関連企業を裏付けとする債券の購入に20億ドル(約2740億円)を投じた。銀行が手放したくとも手放せなかったものだという。この購入は、価格下落を十分に利用するというPIMCOの全般的な戦略の一環だと、関係者は説明した。 こうした大胆な動きは、1兆8000億ドルの運用資産を抱えるPIMCOならではだが、世界経済がリセッション(景気後退)の瀬戸際にある中でリスクもはらむ。PIMCOは投資が実を結ぶとしてもそれまで数四半期にわたる低調なパフォーマンスに耐えなければならない公算が大きく、裏目に出れば大きな損失を被る恐れもある。
モーニングスターのアナリスト、マラ・ドブレスク氏(パリ在勤)は「この投資が長期で成功するには、2つの条件が実現する必要がある。投資テーマが正しいことと、流動性を十分に管理できていることだ。これまでPIMCOはこの2つをかなりの確率で成功させてきている」と述べた。 PIMCOが購入したのは、英スーパーマーケットチェーン、ウィリアム・モリソン・スーパーマーケッツの失敗に終わった身売りを裏付けとした6億ユーロ(約830億円)の融資債権と5億4500万ユーロの債券。市場環境が現在よりも良好だった昨年8月に複数の銀行が引き受けたが、今年に入りインフレ上昇と景気減速でモリソンの経営が悪化するとの懸念から価格が下落していた。ブルームバーグのデータと関係者の話によると、PIMCOが5月末に購入した際の価格は一部の債券が額面の85%で、現在は82セント前後で取引されている。
PIMCOは7月には、米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントによる決済端末企業の事業買収を裏付けとしたクレジット約10億ユーロ(約1410億円)相当を大幅なディスカウントで買い入れた。
ここから更に下げたら激安になる?
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