参加国当局者らは世界的な石油の需給水準が安定しており、ロシアの輸出にまだ深刻な打撃は見られないとして、OPECプラスによる特段の行動は必要ないと主張する。サウジアラビアと近隣諸国を除きOPECプラス諸国の大半は増産に苦慮しており、供給を巡る決定はいずれにせよ総じて象徴的なものになりつつある。
サウジのファイサル外相は先週スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)で、OPECは世界市場の安定のために「できることは全てやってきた」と述べた。また、同国のアブドルアジズ・エネルギー相は今月、価格を押し上げているのは原油不足ではないと指摘。ガソリンなどの燃料生産に必要な製油能力が消費国で不十分なことが原因だとの見方を示していた。 OPECプラスは7月の生産について、日量43万バレルの小幅な引き上げを承認する見通しだ。ブルームバーグがまとめたトレーダー、アナリスト13人の予想によれば、11人が6月2日に開かれるOPECプラスのオンライン会合では現状維持の結果を見込む。
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