マネックス証券のFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏は「最近の米金融セクターの破綻が収束し、足元落ち着いたように見える」と指摘。リスク心理の改善に加え、中銀が再びインフレ抑制に取り組ことが可能になるという期待がドルを支援しているとし、「下期にはドルの下落局面を想定するが、現時点ではドル高が続く公算が大きい」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融監督担当)によるシリコンバレー銀行(SVB)破綻を巡る議会証言も、FRBがこのところのダメージを食い止められないという懸念を和らげ、ドルへの追い風になったという見方も示した。豪ドル/米ドルは0.48%安の0.6677米ドル。オーストラリア統計局が2月の消費者物価指数(CPI)は前年比6.8%上昇と、伸び率は1月の7.4%から鈍化し、市場予想も下回った。暗号資産(仮想通貨)は、ビットコインが3.88%高の2万8329ドル。
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