NY外為市場=円全面安、日銀政策に失望 対ユーロで15年ぶり安値

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ニューヨーク外為市場では円が全面安となり、対ユーロでは15年ぶり、対ドルでは1年ぶりの安値に沈んだ。日銀は31日までに開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の柔軟化を決めたものの、より大きな動きを期待していた投資家の間で失望感が広がった。

日銀は10年金利について、1.0%を上限の「めど」とした上で、連続指し値オペを通じた厳格な金利コントロールから「大規模な国債買い入れと機動的なオペ運営で金利操作を行う」方式に転換し、1%を超える金利上昇を事実上容認した。また、日銀の植田和男総裁は、基調的な物価上昇率は2025年度にかけて徐々に高まっていくものの、物価目標の実現を見通せる状況には「まだ至っていない」と述べた。対ドルでは151.715円と、1年ぶりの安値を付けた。終盤、ドル/円は1.7%高の151.56円と、1日としては4月下旬以来の伸びを記録する勢い。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「市場は日銀によるタカ派的な決定を見込んでいた」とし、「政策は微調整されたが、フォワードガイダンスのタカ派的な変更は伴わなかった」と述べた。第3・四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比1.1%上昇し、伸びは前四半期の1.0%上昇から加速した。市場予想の1.0%上昇も上回った。

 

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