は29日、都内でそれぞれ定時株主総会を開き、取締役選任案など会社側が提案した議案を全て可決した。一方で、環境保護団体などが求めていた定款の一部変更など株主提案は全て否決された。 一部の取締役選任には、議決権助言会社が反対を推奨していたが、23日に総会を終えたみずほフィナンシャルグループも含め、３メガバンクの株主総会では取締役選任案をはじめ会社側の議案だけが可決される同様の動きとなった。
ＭＵＦＧの総会では、亀澤宏規社長、三毛兼承会長を含む取締役15人の選任案と剰余金処分案が可決された。米議決権行使助言会社は、総資産に占める政策保有株の割合が高過ぎるなどとして、亀澤社長、三毛会長と社外取締役候補の野本弘文氏の３人の再任に会場となった三井住友ＦＧ本社ビル 三井住友ＦＧの総会でも、会社側提案による太田純社長や国部毅会長ら取締役15人全員の選任と剰余金処分案が可決。ＭＵＦＧと同様の環境団体による株主提案は否決された。ＭＵＦＧと三井住友ＦＧの総会での議案採決結果などはそれぞれの広報担当者が明らかにした。
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