在籍5年目、札幌を象徴する1人となった駒井が、沖縄キャンプ初日に強い決意を口にした。30歳になる今季、「もっとチームが勝てるように、自分自身のパフォーマンスを去年以上に出したい」とテーマを掲げた。加入した2018年は4位も、直近3年は連続2桁順位にとどまる。今年、自らの力を浮上の一因につなげる。
昨季は主にボランチとシャドーで37試合に出場し、2ゴール2アシスト。チーム4番目の3152分、ピッチに立った。中核としての役目は果たすも、プロ12年目を迎える今年、自身の立場だけにとどまる気はない。「自分が気付いたことや『こうした方が失点が減るんじゃないか』ということを、もっとみんなに伝えたい」。29選手中、30歳以上が5人という若いチームを、自覚を持って引っ張る。 大きな励みもできた。16、17年と浦和でともにプレーした興梠が、今季同僚となった。「慎三くん」と呼び、公私ともに親しい先輩は「本当に憧れ、尊敬する選手」と公言する存在。札幌に来て以降、浦和の話を聞かれた時は必ず「慎三くんが一番うまかった」と答えてきた。熱望してきた共闘が実現し、駒井は「勝者のメンタリティーがあり、その背中を見てすごく影響を受けてきた選手なので。一緒にできることにワクワクしている」と声を弾ませた。
本格始動は16日からとなるが、15日までに7選手が新型コロナに感染。来日時の自主隔離中によってミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)や外国籍選手らも不在のため、15人という少数でのキャンプスタートにはなった。ただ今季J1に昇格する京都が獲得に乗り出していた駒井を含め、主力のほとんどが残留した今年、不安材料にはしない。1か月余り、沖縄と熊本で戦闘態勢を整えていく。
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