ロシアのプーチン大統領が、侵攻したウクライナで核兵器を使用するとの威嚇を繰り返す状況を考えると、78年前に世界で初めて原子爆弾が投下された被爆地・広島をウクライナの大統領が訪問することは、特に象徴的な意味を持つ。 日本は、20カ国・地域（Ｇ20）議長国であるインドやインドネシア、韓国、ベトナムなど８カ国の首脳もサミットの拡大会合に招待している。 午後１時44分に始まったセッションは、午後３時過ぎに終了。Ｇ７各国と世界経済に対する認識を共有した上で、生成ＡＩ（人工知能）を含むデジタルや貿易分野について意見を交わした。続いてウクライナ問題についてＧ７としての対応を協議する。
岸田文雄首相は討議の冒頭、「今回のサミット全体を通じての大きなテーマは分断と対立ではなく協調の国際社会の実現に向けたＧ７の結束の確認と役割の強化だ」と指摘。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」を守り抜き、Ｇ７の枠組みを超えた国際的なパートナーとの関与を強化する方針を明確に打ち出したい、と述べた。 戦争被爆地である広島市への訪問予定が明らかになっったゼレンスキー大統領は当初、19日に予定されていた会合にオンライン出席する方向で調整が進められていた。 非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、ゼレンスキー氏はアラブ連盟首脳会議出席のためサウジアラビアに立ち寄った後、米軍用機で日本に向かう予定という。 バイデン米大統領夫妻を出迎えた岸田文雄首相夫妻（19日） Ｇ７首脳は19日午前11時20分過ぎから約40分間、原爆資料館をそろって視察。正午ごろからは徒歩で慰霊碑に移動して花を手向けた後、記念撮影や植樹に臨んだ。外務省によると、資料館では岸田首相が展示内容について説明すしたほか、被爆者の小倉桂子さんが首脳と対話した。平和都市広島で続く知られざる大砲製造、防衛力強化の要に...
ブルームバーグが確認した草案によると、「ロシアで採掘または処理、製造されたダイヤの貿易・使用の制限」で協力し、「追跡技術を通じたものを含め、将来の措置で協調する」としている。声明内容は確定しておらず、採択の前に変更される可能性もある。 スナク英首相はサミット開幕に先立ち、Ｇ７各国が連携し、ＡＩに関する規制の調整に動くと明らかにした。ＡＩ技術がもたらす潜在的な危険性にＧ７の一部首脳が不安を募らせる様子がうかがえる。
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