前節敗れた横浜M戦では、絶妙なスルーパスでFW食野のゴールをアシスト。その場面を「あれは(食野)亮太郎がよく走ってくれたと思います」と振り返った。左サイドのDF黒川からの斜めのパスを右足ヒール付近で止めて回転し、間髪入れずにDFふたりの間を走った食野へ送ったパスには、瞬間的に下した正確な判断があった。「(横浜Mの)渡辺皓太選手が(後ろからマークに)きていて、ここ(後方)に置くのが嫌だった。トラップ際を狙われるのが、嫌だなと。走りながら(渡辺選手が)見えて、こっち(前)に置いた。(ターンで)回った瞬間に、亮太郎が走っていたんで。パスはどちらかというと、亮太郎に引き出された。あのタイミングじゃないと、オフサイドも怖かった。インサイドでも蹴れなかったので、あんな感じ(インフロントで押し出すパス)になりました」と解説した。
中盤のキーマンとして今や欠かせない存在となっている25歳MFは「前の選手に気持ちよくプレーしてもらうのが一番。外国人選手も多いので、ストレスなくプレーしてもらえれば、一番うまくチームは回ると思う。色々とタスクはありますけど、点も取りたいなと思います」。チームメートの力を引き出しつつ、自身の得点もイメージ。連勝が3で止まったチームを、再び上昇気流に乗せることを誓っていた。
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