FRB出遅れ、3月50bp利上げ必要にも-パインブリッジのスリム氏

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資産運用会社パインブリッジ・インベストメンツは、連邦準備制度がインフレに対して出遅れたとし、3月に0.5ポイント利上げが必要かもしれないとの見方を示した。

シンガポール在勤の運用者オマー・スリム氏は「米当局は長期にわたりインフレは一過性との主張を続けたことで信頼性を損なった。今後はインフレに先行するように追い付く必要があると思う」とし、このため3月の「50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げの可能性がある」と論じた。 米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は先週、3月利上げの可能性を示唆。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁とフィラデルフィア連銀のハーカー総裁も同様の発言をしている。

スリム氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米金融当局者らは「より積極的な利上げ軌道に向けて市場を準備させようとしているのかもしれない。市場はこの見方を織り込み始めており、当局者らは本質的に市場の期待に水を差すことはしていない」と語った。

 

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