業界幹部やアナリストに話を聞くと、大手行は今年のストレステストに関して十分対応できる状況にある。新型コロナウイルスのパンデミックが経済にもたらす重圧が和らぎ、銀行がこれまでにテストを乗り切るすべを身に着けてきたという面があるからだ。
昨年のテストでは、深刻な経済悪化に伴って大手行が被る損失は合計4740億ドルに上る一方、それに備える資本バッファーもFRBのルールで必要とされる水準の2倍強あると判断された。今年はより厳しい経済環境の想定に基づき、資本バッファーの基準もやや引き上げられたとみられる。FRBの「深刻な逆風」シナリオでは、例えば失業率は5.75%と、昨年の4%から大きく引き上げた。 クレディ・スイスのアナリストチームは、ストレスの度合いが高まるかもしれず、平均的な資本バッファー比率は昨年の3.2%から3.3%に切り上がったとみているが、各行はこれに対処できるほど潤沢な余剰資本を積んでいるのは間違いないと指摘した。 ウェルズ・ファーゴのサントマッシモ最高財務責任者(CFO)は先週、投資家やアナリストに対して「所与のシナリオを踏まえると、当行が(求められる)資本バッファーが増える可能性はある。われわれはそれにうまく対処できる態勢にある」と語った。
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米銀大手は十分な資本維持、FRBがストレステスト結果公表米連邦準備理事会(FRB)は23日、大手金融機関を対象に実施した年次ストレステスト(健全性審査)の結果を公表した。厳しい経済ショックに見舞われても各行は十分な資本を維持することが判明し、自社株買いと配当金支払いへの道を開く内容となった。
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