「Fedモデル」や「債券自警団」といった用語を生み出したヤルデニ氏は、大幅利上げやドル急伸、金融当局による保有債券の縮小を通じた量的引き締め(QT)に伴う金融市場のストレスは、政策当局が金融の安定を最優先事項にすべき状況にまで高まっていると述べた。
ヤルデニ氏は3日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「引き締めサイクルの一部であるフェデラルファンド(FF)金利のみに意識を向けるのは間違いであることを金融当局者らが認識していないとみられる現状に、私は完全に困惑しているほか、不可解で驚いている」と述べた。 また「QT第2弾とドル急伸という状況の中では、金融面の進展は非常に限定される」と指摘。「金融当局としては11月にあと1回利上げし、それで終了になるだろう。金融安定の問題が最大の懸念として浮上するためだ」と述べた。 ヤルデニ氏はこのほか、英ポンドと国債の崩壊を防ぐためイングランド銀行(英中央銀行)が先週行った劇的な介入について、今後繰り返される可能性が高いと警告した。ドルの20年ぶり高値への上昇は、先進・新興国の多くの借り手の金融環境を引き締めている。またドル・円相場では円安が進行し、政府・日銀は24年ぶりの円買い介入に踏み切った。 ヤルデニ氏は「過去の例を見ると、ドル急伸は世界的な金融危機の発生と関連している。われわれはグローバルな観点から見る必要がある」とし、「イングランド銀が行ったことは、他国が講じ得ることのテンプレートとなる」と語った。...
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