FOMC、利上げ幅0.25ポイントに圧縮も引き締め継続示唆の見通し

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米金融当局は1日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、インフレ抑制に向けた金融引き締めは継続しつつ、利上げ幅は前回に続き圧縮する見通しだ。

昨年11月まで4会合連続で0.75ポイントの大幅利上げに踏み切った米金融当局は、12月に利上げのペースを0.5ポイントに減速。今回はさらに0.25ポイントに圧縮し、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.5-4.75%になると広く予想されている。

四半期経済予測の発表は予定されておらず、当局は米東部時間午後2時(日本時間2日午前4時)に公表するFOMC声明と、2時半からのパウエル議長の会見を通じてインフレ退治の仕事がまだ終わっていないと強調することになりそうだ。 モルガン・スタンレーの米国担当チーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏は「ハト派、タカ派のいずれの当局者も政策金利がしばらくの間、ピークにとどまる公算が大きいと繰り返し発言しているのに対し、市場の思惑は異なっている」と語った。 最近の米経済指標では物価圧力の緩和と成長減速の様子が示され、金融当局の積極的な利上げが効果を発揮しつつある兆候がうかがわれる。ただ、労働市場の需給逼迫(ひっぱく)は続いており、当局は利上げキャンペーンの継続や景気抑制的な水準での金利据え置き長期化などを一段と強く迫られる可能性がある。 また、モルガン・スタンレーのゼントナー氏は、米金融当局が利上げを停止した後であっても、そのまま高い水準に据え置けば、インフレ鈍化に伴って実質金利は一段と景気抑制的になるため、引き締めを維持することができると解説する。

金融当局が昨年12月に公表した四半期経済予測では、同目標が中央値で5.1%に引き上げられると予想されており、UBSグループの米国担当チーフエコノミスト、ジョナサン・ピングル氏はこの予想について、パウエル議長が現時点でも当局者の見通しを正確に反映するものと言及するかどうかが注目点の一つだと話す。5% ピングル氏は当局者について、「彼らはインフレがピークに達しつつあると徐々に自信を深めている」としつつも、利上げ停止が近いとのシグナルを発するには「あまりにも時期尚早だと考えられる」と述べた。 米国の金融状況は昨年2月以来最も緩和的となっている。インフレ鈍化傾向を受け、金融当局が近いうちに利上げを終了し、年内に利下げに転じるとの投資家の臆測が背景だが、株価や債券相場の上昇は支出を刺激し、当局の物価抑制の取り組みを阻害しかねない。

ピクテ・ウェルス・マネジメントの米国担当シニアエコノミスト、トーマス・コスターグ氏は「12月の前回会合以降の金融状況の相対的緩和に対し、当局者がどのように反応するかが最大の謎だ」とコメント。3月と5月にも追加利上げが必要になると予想する同氏は、「5%超に利上げするとのメッセージを繰り返せば、当局が望むような金融状況の引き締まりをもたらすのに十分であるとは、個人的には考えられない」と説明した。

 

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