粘り強く、球際で負けず、最後までゴールを割らせなかった。自陣での時間が長く続いたが、じれずに戦い、右クロスが相手ファウルを誘って得たPKを、MF沢田航汰(22)が決めてつかんだBTOP初の天皇杯切符。3月3日に着任し、最初の大会で手にした栄冠に、磯部監督は「最後まで体を張り続けた選手たちを誇らしく思う」と表情を緩めた。
昨年、BTOPサンクくりやまとして誕生したチームは今年、BTOP北海道として新スタートを切った。矢野哲也代表取締役(38)が「コンサドーレを良いお手本に、北海道のチームとして活動したかった」と説明する今季、組織は大きく変化した。昨季から残った選手は6人のみで、新卒が5人。残留した1人で元J2金沢MF本塚聖也(25)が「若手が多く、ベースができていない中でのスタート」と振り返る船出だった。 短期間で結果につなげたのは、磯部監督の指導力だった。練習はフィジカル中心。関東2部の作新学院大から今季加入した沢田が「大学よりきつい」と漏らす内容で基礎を築いてきた。元札幌DF浜大耀(24)が「元Jリーガーも特別扱いせず、一人一人に情熱を持って指導してくれる」と評する熱意が浸透。指揮官が掲げる、ひたむきに戦い、見る人に感動を与える「情熱のフットボール」を体現し、最後に競り勝った。
昨年限りで現役引退を考えた浜が「ここに来て良かった」と言い切る程、チームは1つにまとまってきた。本塚が「去年と比べるとまだ5か10%。これからもっと良くなる」とうなずく成長途中のBTOPが、初の天皇杯舞台でも泥くさく、走り戦い抜く。(砂田 秀人)
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