「スマートフォン(スマホ)を使えるようになりたい」と考える高齢者は少なくない。しかし、操作方法を教えてくれる人が身近にいないため、使い方が分からずに諦めてしまう人も多い。スマホを使えないことで不利益を受けるのではないか。そんな不安に対して、国は「だれ一人取り残されないデジタル社会の実現」を掲げて対策に乗り出しているが、スマホ教室は都市部に偏り、地方には行き届いていない。(くらし報道部デジタル委員 井上雄一)北海道北部に位置する留萌管内天塩町。鉄路は通っておらず、札幌から高速バスで4時間半かかる。人口は約2800人で、町内に携帯ショップはない。ショップがある最寄りの稚内市までは、車で1時間の距離だ。
天塩町で妻と暮らす元農協職員鎌田芳則さん(74)は2年前、スマホを購入した。同世代の知人が使っているのを見て、自分もやってみようと思った。普段使う機能は、電話やショートメール、ネットの検索機能などで、天気予報もスマホでチェックする。約20年前から肺気腫を患う鎌田さんは毎朝、パルスオキシメーターを指に装着して血液中の酸素濃度をチェックするのが日課だ。4年ほど前に市販されていると知ったが、値段は数万円と聞いた。ある日、スマホで調べてみると、ネットなら1万円以内で購入できることが分かった。知人に代金を渡し、代わりに買ってもらった。 ネット上で販売されている商品を、自分のスマホで見ることはできる。ネットなら地元の店で見かけない商品も手に入る。できることなら他の人の手を煩わせることなく、自分のスマホから注文したい。しかし、代金を支払う決済システムが壁になる。決済画面にアカウントやパスワードの入力欄が表示されると「何を打ち込めばいいのか分からない」。...
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