──クリニックの健康診断で本人の希望によりPSA(前立腺特異抗原)値を測定していますが、昨年11月は15まで上昇。一昨年は10、3年前は4でした。この結果を受けて、受診した総合病院の泌尿器科では直腸診で左側の前立腺に硬い箇所があるといわれ、がんを疑われました。
「一般的にPSAの値が4を超えると前立腺がんの精密検査が勧められます。PSAは前立腺肥大症や炎症でも上昇します。高齢者では前立腺肥大症の人も多く、PSAが4を超えても様子を見ることはよくあります。相談者の場合は数値も高く、前立腺が硬いということなので、前立腺がんである可能性は高いと思われます」「前立腺がんは一般的に進行が遅く、高齢者に見つかった早期がんであれば、生命に影響を及ぼすことは少なく、生涯にわたり生活に支障をきたさない人もいます。若くても低悪性度の早期がん治療の第1選択は経過観察となります。一方で早く進行するがんもありますので、PSAが急上昇したり、骨への転移による痛みが疑われたりする場合には高齢であっても前立腺生検などの精密検査をすることを勧めます」「生検では超音波を発する器具(プローブ)を肛門から挿入し、前立腺の状態を見ながら前立腺に細い針を10〜12カ所刺して組織を採取します。その組織を顕微鏡で確認し、がんの有無や悪性度を調べます。がんの悪性度を知ることにより、的確な治療方針が立てられます」「高齢者が生検を受けるかどうかは、前立腺がんによって具合が悪くなったり、寿命が縮ん
「前立腺がんは、高齢者に多く、進行が遅く、ホルモン治療がよく効くといった特徴があります。欧米では、ある程度の年齢になったら、PSAなど測定せずに何か症状が出てから対応するほうが余計な心配や治療をしなくて済むという考え方が主流のようです」「がん電話相談」(がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)は毎週月〜木曜日(祝日・振替休日を除く)午前11時〜午後3時に実施しています。電話は03・5531・0110、03・5531・0133。相談はカウンセラーが無料で受け付けます。相談内容を医師が検討し、産経紙面やデジタル版に匿名で掲載されることがあります。個人情報は厳守します。
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