自慢の巨体を生かした。小学生ながら175センチ、147キロの佐々木が危なげない相撲を見せた。「優勝はうれしい」。上位4人に与えられる全国出場の権利を、全勝Vという最高の形でつかんだ。
大相撲で活躍する熱海富士(19)=伊勢ケ浜、飛龍高出=らを輩出した三島相撲クラブに所属する。小3の時に、三島大会で負けたのが悔しくて入部した。生まれた時は3400グラムと目立つほど大きくはなかったが、幼稚園でメキメキ成長した。小4で早くも、体重98キロと大台目前に。母・真帆さんは「食べるとすぐ太るので、ラーメンの替え玉は5杯までと決めてます」と笑う。 5年の部で出場した昨年の全国わんぱく相撲はベスト16。「今年は優勝が目標です」。昨年12月に開催された全日本小学生大会では優勝。今年4月に行われた白鵬杯では3位と、すでに全国級の実力を持つ12歳が、再び土俵を沸かせる。
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