90度のバンク角を持つ3.0L・V6ツインターボエンジンの「ネットゥーノ」は、2020年にデビューしたスーパー スポーツ カー、MC20に搭載されることで世に出た。マセラティの自社開発エンジンである。最大の特徴は、プレチャンバーイグニッション(PCI)を適用していることだ。
マセラティが完全自社で開発した3.0L V6ツインターボエンジン「Nettuno(ネットゥーノ:ローマ神話における神、ネプトゥヌスのこと。英語でネプチューン)」最高出力:630ps/7500rpm、最大トルク:730Nm/3000-5500rpmレーシングエンジンはレーシングエンジンで特有の課題があるのと同様、PCIを量産エンジンに適用するには特有の課題が立ちはだかる。冷間時の始動性確保やアイドリングなど、低回転低負荷で安定的に燃焼させるのが難しい。これらの課題を解決するため、ネットゥーノは副室の外、つまり主室にも点火プラグを設けた。つまり、気筒あたり2本の点火プラグを持つ。 このネットゥーノ、マセラティの量産モデルではスーパースポーツカーのMC20に適用されたのを手始めに、SUVのグレカーレ、FR4シータークーペのグラントゥーリズモに搭載された。エンジンはクルマのキャラクターに合わせて仕様が変えられている。
MC20(チェロ プリマセリエ・ローンチ・エディション)/ エンジン形式:90°V型6気筒DOHCターボ 排気量:2992cc 最大出力:630ps/7500rpm 最大トルク:730Nm/3000-5750rpmグラントゥーリズモは実用的な後席を備える2ドアクーペだ。ネットゥーノはフロントに縦置きに搭載し、8速ATを組み合わせる。後輪だけでなく前輪にもトルクを配分する4WDだ。最高出力361kW(490ps)、最大トルク600Nmを発生するモデナと、最高出力404 kW 、最大トルク650Nmを発生するトロフェオがあり、試乗したのは高出力版の後者だった。 グラントゥーリズモに乗って先導を務めるグレカーレ(全高1660mm)の後ろを走っていると、目線の低さを意識する。グラントゥーリズモ(GT)は本来、長距離ドライブに適したパフォーマンスとラグジュアリーなムードを兼ね備えた車両を意味するネーミングだ。攻めていないせいもあるだろうが、サーキットを走っているときでさえ優雅なムードを失うことはない。
MC20チェロに乗り換えると、先導するグレカーレは見上げるようだ。スペック表を確認してみたら、グラントゥーリズモの全高が1410mmなのに対し、MC20チェロは1215mmしかない。約200mmも全高が違えば景色が違って当然だ。
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