阪神が2023年6月1日の西武戦(ベルーナドーム)に2-4で敗れ、約3週間ぶりの2連敗を喫した。5月は19勝5敗と大きく勝ち越して首位を快走。6月は黒星スタートとなったが、スポーツ紙デスクは「慌てる必要は全くないでしょう」と指摘する。 「チーム状況が良い時ばかりではない。その時に大型連敗をせずに踏ん張れるか。阪神は投手陣が安定しているので大崩れしないと思います。交流戦は勝率5割で十分です。岡田彰布監督も長いペナントレースで選手に負担がかかる起用法はしないでしょう」
貯金16で2位・DeNAと5ゲーム差。チーム防御率2.66と投手陣の安定感が際立つ。村上頌樹、大竹耕太郎、才木浩人、伊藤将司と先発がきっちりと試合を作り、岩崎優、岩貞祐太、及川雅貴、ケラー、加治屋蓮ら様々なタイプのリリーバーがきっちり抑える。 石井大智が腰痛で5月上旬に戦列を離れたが、侍ジャパンでWBCの世界一に貢献した湯浅京己が右腕のコンディション不良から5月下旬に復帰。守護神が戻ったことで、戦力に厚みが増した。ファームで調整中のエース・青柳晃洋、ピリッとしない投球が続く西勇輝が本来の状態を取り戻せば、チームの勢いがさらに勢いが加速しそうだ。 攻守に全力プレーで快進撃を支えてきたが、最近5試合で19打数2安打と調子を落としている。3割近くあった打率も.255まで低下。1日の西武戦ではすべての打席で走者を置いて迎えたが、4打数無安打とブレーキに。ボール球に手を出す場面が目立ち、相手を助ける形となった。
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