その後、マレーシアのジョホールバルでイランとの最終戦があったのですが、かみさんに「俺、明日のイラン戦に負けたら日本に帰れない」と話しているうちに、いや、明日突然、名将になれと言われてもなれないよな、今の自分を100%出すことしかできないよな、それで負けたら「国民のみなさん、申し訳ございません」と謝るしかない。そもそも俺を監督にしたのは日本サッカー協会の会長だから負けても俺のせいじゃないよなって、本気でそう思ったんです。その瞬間から、怖いものがなくなって、完全に開き直ることができました(結果は3対2で勝利し、日本代表初の本選出場を果たす)。
ちょうどその時期に筑波大学の村上和雄先生(分子生物学者)にお会いして、「遺伝子にスイッチが入る」という話を伺う機会があったのです。「人間の遺伝子には百科事典3200冊分の情報が入っているけれど、そのほとんどは普段は眠っている。何らかの刺激を受けることでスイッチが入り、大きな力を発揮することができる」という話です。まさに、僕は41歳にして遺伝子にスイッチが入って、そこからガラリと人生が変わり始めたんです。僕は環境問題にも40年ぐらい取り組んでいるのですが、もはや「地球環境は閾値を超えたな」という感覚があります。昨今の日本は、外気温が40℃を超えることもある。もう元には戻れないけれど、かといって解決のためのモデルもない。僕の場合、どちらかというと「思考力」への関心から野外体験に入っていったんです。誰にも浮かばないアイデアがパッと浮かぶ力、言語化して説得し周りを巻き込んでいく力、そういう力は野外体験の遊びの中でこそ育まれるんじゃないかと思ったんです。で低学年までに自己肯定感を高めておくことが必須ですね。高学年になるとコンプレックスだとかいろいろ出てきて難しくなるから。まだ心も脳も柔軟な時期に
まさに、部活ってプロジェクトなんですよ。自分でサッカーをやるって決めたわけだし、たとえ補欠になったってサッカーをやめたくなければやり抜くわけだし、先輩やら同期やらの人間関係が悪化したらどうやって回復するかを自分で考えなければならない。モヤモヤや葛藤だらけというところが、人間力を磨くうえで一番いいんです。尊敬できる先輩や生涯の恩師に出会える場でもある。東京大学卒、同大学院修士課程修了後、1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。1995年には、小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾「スクールFC」を設立。全国に生徒数は増え続け、近年は音楽教室「アノネ音楽教室」、スポーツ教室「はなスポ」、囲碁教室や英語教室など全国で多岐にわたる教室を展開している。算数オリンピック委員会の作問委員や日本棋院理事も務める。
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