4コマ漫画は進化の末、スマートフォンの画面を席巻した

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日本でもおなじみの4コマ漫画。新聞紙面からウェブページへと、活動の場を時代とともにクリエイターたちが広げるにつれ、その形態は進化している。

真っ先に思い浮かべられる要因は、RSSリーダーの「Googleリーダー」がサーヴィスを打ち切ったことではないだろうか。「もう誰もウェブサイトなんて見に行かないんです」と、ウェブコミックに関するブログサイト「Fleen」を2005年から運営しているゲイリー・ティレルは話す。

Googleリーダーの終了によって、作品をRSSフィードで配信する効果が失われてしまった。そして、作品をできる限り大勢の目に触れさせたいアーティストにとっては、シェアしやすいかどうかが重要なカギとなったのだ。2×2形式の漫画を好んで描いているクリエイターたちは、この形式に確固たるメリットを見出している。「かつていたテレビに関する仕事の現場では、被写体に接近したり全体を引いたりして撮影する必要があります。2×2形式であれば、いずれの構図に加えて横顔も描きやすいのです」とStrange Planetの作者パイルは言う。 「2×2形式は最高ですよ」と、2000年3月にスタートしたウェブコミック「Diesel Sweeties」の作者であるリッチ・スティーヴンスは話す。「さまざまな方法を使ってストーリーを伝えられるのです。例えば、背景を利用して時間の経過を表現するのであれば、コーヒーポットにコーヒーがだんだんたまっていく様子を描くと伝わりやすいでしょう。色や対角線のほか、対称性を生かすこともできます」

この左右対称という形こそが、2×2方式の4コマ漫画と、縦1列に並んだ4コマ漫画の違いだ。左右対称のルーツには、少なくとも1980年代と90年代の漫画が関係している。現代の多数のクリエイターたちに影響をもたらしてきた漫画である。 その代表格が、動物たちを交えたシュールな作風をもつゲイリー・ラーソンの『the Far Side』と、男の子とぬいぐるみのトラが織り成す一風変わった日常を描いたビル・ワターソンの『カルヴィン&ホッブス』だろう。「ゲイリー・ラーソンが別の時代に漫画を描いていたら──。なんていうのは、おかしな考えかもしれません。でもラーソンの作品は非常に簡潔で見事なので、彼が現役だったとしたらインターネット上を席巻しているはずです」とパイルは語る。

 

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