本記事では、3月20日にリ・イマジネーション版を発売し、再始動を果たす元祖3Dサバイバルホラー『Alone in the Dark』シリーズについて詳しく深掘り。当時のゲーム業界も振り返りながら、本シリーズが辿った歴史をご紹介します。3月20日に発売する『Alone in the Dark』は、狂気でプレイヤーを恐怖に追いやる「サイコホラー」と、アメリカ南部の雰囲気を再現したグロテスクな「南部ゴシック」のテイストが特徴のサバイバルホラーゲームです。
1992年当時のゲーム業界は、ほとんどが2Dのゲームでした。主流のコンソールはスーパーファミコンやメガドライブで、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』や『ストリートファイターII'』『Mortal Kombat』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』などの作品がヒット。疑似3D的な表現を採用したゲームとしては『スーパーマリオカート』や『Wolfenstein 3D』などが挙げられるほか、『バーチャレーシング』がポリゴンによる3D表現を実現しています。1993年に発売を迎えた本作は前作の3ヶ月後を舞台にした作品で、主人公はエドワード・カーンビーひとりに絞られています。日本では前作同様3DOやPC-9801/9821、FM TOWNSなどに発売されたほか、後にPlayStationやセガサターンといった比較的メジャーなコンソールにも進出を果たしました。
この年のホラーゲームはカットシーンを操作するような『Dの食卓』、2Dホラーアドベンチャー『クロックタワー』が発売されたほか、リバーヒルソフトによって開発され3DOで発売された本シリーズのフォロワー『ドクターハウザー』では背景までフルポリゴン化と、大きく進化を遂げました。しかしながら『バイオハザード』が発売される前の『アローン・イン・ザ・ダーク』三部作が、革新的な存在であったことは想像に難くありません。時代設定は2001年で、主人公は超常現象専門の探偵であるエドワード・カーンビーが謎の島「シャドーアイランド」を調査していた親友の訃報を聞きつけ、真相に迫るべく現地に向かいます。「あれ?カーンビー雰囲気変わったな?」と感じるかもしれませんが、本作のカーンビーは共通点はあるものの、設定上は別人となっています。
頻繁に挟まる短い演出カットシーンや、体力表示が「状態」方式への変更、グロテスク表現の強調など『バイオハザード』シリーズからの影響もちらほらとみられます。本作発売までの間に『バイオ』シリーズは多数の続編をリリースしました。 『ファイナルファンタジーX』や『METAL GEAR SOLID 2』『グランド・セフト・オートIII』『Halo: Combat Evolved』『デビルメイクライ』などなど今日のゲームシーンに多大な影響を及ぼした重大な年のひとつといえます。据え置き機では『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『風のクロノア2』など、2D的なメカニクスを採用したゲームでも3Dポリゴンを用いた作品が見られました。主にゲームで展開してきた本作ですが、実は映画も撮影され、2005年に公開されています。その名もズバリ、「アローン・イン・ザ・ダーク」。日本では日活が配給を担当しました。
また、WiiやニンテンドーDSといったゲーム機も高い人気を博し、『マリオカートWii』などが全世界的にヒットしたほか、『Wii Sports』が継続的な売れ行きを見せます。これらのプラットフォームの人気は、本作がWii版を展開することになったことと無関係ではないでしょう。
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