3.11を前に渡辺復興大臣「心のケアと水産業の復興が課題」

日本 見出し ニュース

東日本大震災から12年になるのを前に、渡辺復興大臣が取材に応じました。残された課題として「被災者の心のケアや水産業の復興」などを挙げ、「きめ細かく対応したい」と強調しました。 渡辺復興大臣：「被災者に寄り添いながら、きめ細かく対応していくことが今後とも大変重要だとまずは思っております。新たな課題や多様なニーズに対して本格的に復興再生に向けて取り組んでいかなければならない」 渡辺復興大臣は、地震や津波の被災地域では住宅の再建やインフラ整備など、ハード面での復興はおおむね完了したと述べました。 一方で、ソフト面での心のケアや水産加工業の売り上げ回復などは残された課題だとの認識を示しました。 また、今年春から夏ごろに予定されている福島第一原発の処理水の海洋放出については「国民や関係者の方々と継続的に丁寧に説明していくことが大変重要だ」と述べました。 そのうえで、国内外に科学的根拠に基づく正確な情報を発信し、風評被害対策に取り組む考えを示しました。